「不bù」还是「没méi」?どう使い分け?

否定副詞の「不」と「没」は中国語を習いたての時期から触れます。
両方とも副詞なので、基本的には形容詞や動詞の前に置かれます。
しかし、いざ使う時には迷う学習者が多くいます。

本日は、「不」と「没」それぞれどのような場面で使われるのか、解説します。

まずは日本語の意味の確認:
*「不」:「~しない」「~ではない」
*「没」:「~しなかった」

簡単にいうと、自分の意思で否定する時に、「不」を使います。
動作の発生を否定する時に、「没」をつかいます。

具体的な違いを確認しましょう。

(1)--「不」は現在・未来
--「没」は過去

我今年不去日本(今年日本に行きません)
我去年没去日本 (去年日本に行きせんでした)

(2)--「不」は主観的
   --「没」は客観的
       我不学中文 (私は中国語を勉強しません) *主観的に勉強したくないニュアンスがあります。
我没学中文(私は中国語を勉強しなかった)

(3)--「不」は習慣動作
--「没」は動作の完了
我不吃晚饭。( 私は夕飯を食べません)
我没吃晚饭。(私は夕飯を食べなかった)

「不」の使用例 ↓

肯定            否定
是(判断動詞)はい     不是(いいえ)
累(形容詞)疲れている   不累(疲れてない)
会(助動詞)~できる    不会(~できない)
吃(一般動詞)       不吃(食べません)
*判断動詞「是」の否定形は不是で、「没是」という言い方がありません。
*「不」の変調があります、後ろの音節が第四声の場合は、本来第四声の「不」を第二声に変調します。(不是bù shì)

「没」の使用例 ↓

肯定                                 否定
有(ある)                       没有(ない)
累(形容詞)疲れている     没累(まだ疲れていない)
会(助動詞)~できる        没会(まだできない)
吃(一般動詞)食べった     没吃(食べなかった)

それでは、練習してみましょう。

【会話の中の日本語を中国語に訳してみてください】

A:你吃饭了吗?
B:私はごはんを食べません。
C:私はごはんを食べていません。
(答えは次の文章で発表します。)

中国語学習において、何かリクエストがあれば、コメント欄にご記入お願いします。
それでは!中国語の勉強、頑張りましょう!

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