「把」構文にまつわる語順問題
これは「把」構文にまつわる語順問題ですね。
この問題を解く前に、まず一つの例文をみてみましょう。
小胖( )( )做完了。
A 把作业 B终于
把構文は介詞連語ですので、動詞の前において状況語になります。
一つの文にいくつの状況語がある場合は、語順が問題となってきます。
状況語の順番問題すで、練習2で解説しました。
ご確認してください。
ほとんどの副詞は把構文の前に置きます、よって答えは
小胖(B终于)(A 把作业)做完了。
改めて、問題をみてみましょう。
小胖( )( )( )买齐了。
A 把菜
B 在那家商店
C 都
複数状況語の順番ルールから、時間、場所は先に置きます。
よって、Bの在那家商店が先におきます。
次にCの「都」という副詞の位置を考えます。前文では、ほとんどの副詞は把構文の前に置くと解説したのですが、「都」は特殊です。
「都」の特徴として、前に置いた内容をさします。
例えば:小孩儿都爱吃冰淇淋。ここの「都」は前においている「小孩儿」のことを指します。
子どもはみんなアイスクリームがすきですという意味になります。
例文の中の「都」は買いたい野菜にかかっているので、「把」構文の後ろにおかなければならない。
よって、正解は
小胖(B 在那家商店)(A 把菜)(C 都)买齐了。
「把」構文の文法再度確認しましょう:
1、人や物事に何らかの処置を加え、その対象にある変化を生じさせることを表す構文を「処置文」もしくは「把構文」と呼ばれます。
2、日本語の「を」にあたる介詞処置の対象となる直接目的語を動詞述語の前に送り、介詞連語となります。
3,目的語は聞き手にとって既知のものに限ります。
4,述語動詞は一般的に裸のままでは使えません、よく補語、アスペクト助詞などを伴います。
それでは、練習しましょう。
小胖( )( )( )吃完了。
A 就 B把饭 C一会儿