「qu」と「chi」を区別して発音するコツ
「qu」と「chi」は、子音の中で似ている音と言われています。
生徒さんはよく同じように聞こえるといいます。
発音するとき、油断をするととても似ている音になってしまいます。
今日は、きれいに「qu」と「chi」を発音するコツを解説していきます。
まずは、共通する部分です。
どちらも有気音で、強く発音し、インパクトが大事です。
それから、違いを説明していきます。
「qu」の発音は以前ブログにしたので、詳しく「「去」qu4⇒行くの発音、徹底攻略!」を参照ください。
それぞれ子音の「q」と単母音の「ü」になります。
「q」は「舌面音」と言われ、舌の位置は下の歯茎につけたまま、唇を左右にひくように発音します。
「ü」を言うときに、まず口笛を吹くときの唇を作り、口をすぼめた状態で「イー」といい、「チュィー」に近い音で発音してください。
しっかり唇の形を作ることがポイントです。口の前の方で発音し、唇を丸めすぎないように注意しましょう。
中国語の初心者は「chi」を見ると、ローマ字読みで「ち」で発音してしまうことが多いです。
実際はまったく違う音です。
そり舌音と言われる音で、舌を上あごに向かってそらせて発音します。
音を出す瞬間に舌を下ろして、「chi」と発音します。
発音するのコツは、最初にアヒル口にして、発音しやすくなります。
舌の位置を覚えると間違いにくくなるでしょう。
それでは、まとめです。
◇ 口の形:「qu」は口笛を吹くときの唇、「chi」アヒル口
◇ 舌先の位置:「qu」は下の歯茎、「chi」は上あごに向かってそらせてから下ろす
◇ どちらも強く発音し、インパクトが大事
練習問題
下記の文を音読してみてください。
(1) 我七号开汽车去吃饭。wǒ qī hào kāi qì chē qù chī fàn
(私は七日に車を運転してごはんを食べに行きます。)
それでは、中国語勉強、頑張りましょう。